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テーブルコーディネートの基本

  • 執筆者の写真: georgenagao
    georgenagao
  • 2017年7月21日
  • 読了時間: 4分

テーブルコーディーネートは料理が引き立ち、いっそう美味しく感じられるようになります。場の雰囲気が華やぎ会話も弾み、食卓を囲むことがこの上なく楽しいものになります。テーブルコーディネートはそんなすばらしい魅力を持っています。テーブルコーディネートをはじめるには、まず、基本の3大要素、「アイテム」「ルール」「演出」を知ることからはじめてみましょう。第1の要素「アイテム」には、テーブルリネン、カトラリー、フィギュアーの3種類があります。

■テーブルリネン テーブルリネンとは食卓で使う布のことをさします。テーブルクロス、アンダーテーブルクロス、テーブルマット、ナプキンなどがあります。テーブルをしめる面積が多いクロスの素材と色選びは大切です。クロスを変えただけでテーブルの印象ががらりとかわります。

提供:pinterest

■テーブルウェア 食器、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)、グラスなどが必要です。一人一人が食事をする時に使うテーブルウェアと、料理を取り分ける時に使うサーバーのようなサービス用のテーブルウェアの2種類に分類でき、それぞれ、パーソナルアイテム、サービスアイテムと呼ばれています。

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■フィギュアー テーブルを飾る装飾品のことをフィギュアーといいます。フィギュアーは食卓演出には欠かせないもので、テーブルの上の雰囲気作りに役立ちます。ソルト&ペッパー、ナプキンリング、キャンドル、キャンドルスタンド、陶磁器製の人形などがあります。また、食卓を飾る花やフルーツも、コーディネートの大切な要素です。特に、テーブルの中心を飾るものは、センターピースと呼びます。

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ここでは洋食のテーブルを例にご説明しますが、この法則は和食やエスニック、中華などさまざまな食卓にも応用できます。また、ルールは楽しく美味しく食事をいただくためにあるという点を念頭においておけば決して堅苦しいものではありません。

  • テーブルリネン、テーブルウェア、フィギュアーが綺麗で清潔

  • 料理が食べやすいように配置されていて、気持ちよく食事ができる

  • 料理と器、器とテーブルの色、形、大きさ、配置のバランスが良く美しい

一人分のスペースとして60cm以上の幅があれば、隣の人とひじがぶつかることはありません。セッティングは、「テーブルクロス→皿→カトラリー→右上にグラス→ナプキン→フィギュアー」の順序に並べましょう。またナプキンは、お皿の上かフォークの左に置くのが一般的です。

テーブルコーディネートの演出には、コーディネートする際の状況や個人のセンス、感性によって無限の表現方法、パターンがあります。そして、方向性やコンセプトを決めるために知っておくと便利なポイントがあります。

■目的を明確にする 誕生日パーティとか、お友達を招くとか、何の目的でコーディネートするかを明確にします。具体的にはいつ、どこで、だれと、何のために、どんな料理を、どんな食器で食べるかによってテーブルコーディネートの内容を決めましょう。

■季節やイベントを上手にとり入れる クリスマスやお正月、ひな祭り、端午の節句、母の日、父の日など節句や季節の行事、イベントは目的やイメージがはっきりつかめ、コーディネートのテーマ、コンセプトとして最適です。季節にあった料理の献立、クロスの色、器の絵柄、お花や果物など、季節を上手にとり入れましょう。

提供:pinterest

■配色は大切な要素 最初は、テーブル全体の色を同系色でまとめて、どこか一部に反対色をアクセントカラーとして使うと上手にまとまります。たとえば、季節の色を取り入れ、夏なら全体のメインカラーを「海」のブルーに、さし色をイエローにするという方法があります。

■フィギュアーや照明を効果的に使う 最後は食卓の小物使いで決めます。アイキャッチとして、雰囲気を盛り上げる小物を仕上げに使います。夜は照明やキャンドルの光を使い素敵な演出をしてみましょう。

■過剰な飾りつけは避ける 食卓を、自分の好きな食器やクロス、お花や小物を使って、あれこれ飾る工夫は楽しいものです。ご家族や友人、お客様に喜んでいただけたら、楽しさは何倍にもなります。しかし、テーブルコーディネートはお食事をおいしくいただくことが目的です。また、相手を思いやる、おもてなしの気持ちが基本ですので、過剰な飾りつけは避けたいものです。

■コーディネートの極意 テーブルの上だけではなく、部屋のインテリアや、ベランダ、テラス、お庭のガーデニングへと広げて楽しむこともできます。香り、色彩、照明、音楽も含めた幅広い楽しみ方があります。というと、なにか広々としたスペースと沢山の食器がなければテーブルコーディネートはできないと思われるかもしれませんが、そんなことは決してありません。ふだんの食卓空間のなかで、お手持ちの食器を組み合わせて素敵に使うこともコーディネートの極意です。

記事提供:ALL ABOUT

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